拠点は、ひとつじゃなくてもいい
子供のころから、ずっと思っていました。
「好きな場所に住みたい」と。
今までは、「家は一つ」というのが当たり前だったのかもしれませんが、
今は、もっと自由に生きられる時代です。
僕自身、今は滋賀と京都の実家を行き来する二拠点生活をしています。
どちらかに縛られず、季節や気分に合わせて、心地いい場所を選びながら暮らしています。
最初から「完璧な二拠点生活」を目指したわけではありません。
小さく動きながら、自分に合ったスタイルを、少しずつ作ってきました。
この記事では、
「拠点はひとつじゃなくていい」という生き方の考え方と、
二拠点生活を通して感じた意見をまとめました。
今の働き方や暮らしにモヤモヤしているなら、
まずは「好きな場所を増やしてみる」という選択肢もあっていいのかもしれません。
拠点は一か所だけという思い込みを手放そう
「住む場所は、ひとつだけ。」
そんな思い込みに、いつの間にか縛られていることはないでしょうか?
親の世代を見ても、
生まれた場所にずっと住むとか、転勤先に定住するのが普通という人が大半でした。
でも今は違います。
リモートワークも広がり、働く場所も暮らす場所も、もっと自由に選べる時代です。
私も、滋賀の古民家に住み始めたとき、
「もう京都に戻れないのかも」と、不安になったことがありました。
でも実際は、そんなことありませんでした。
「好きなときに、好きな場所で暮らす」
それだけで、こんなにも心が自由になるんだと、少しずつ実感しています。
二拠点生活を始めて感じた、拠点が複数ある安心感
ずっと京都で暮らしてきたけれど、
「違う場所にも行ってみたいな」と、ずっと思ってました。
そんなときに出会ったのが、今の滋賀の家です。
この土地に惹かれた理由は、
平らに広がる田んぼ、大きな空、人の少ない静けさ。
誰にも邪魔されず、
田んぼの道を一人で歩く。
都会ではなかったその時間が、たまらなく贅沢に感じました。
田舎暮らしは、
派手さはないけど、
小さな満足感がじわじわ積み重なっていく感じです。
そして、離れてみたことで、
京都の良さにも気づけました。
にぎわいや文化の厚み。
当たり前だったものが、改めて大切に思えた。
今では、どちらも大好きな場所です。
好きなときに、好きな場所を選べる。
この自由が、想像以上に心を軽くしてくれました。
好きな場所を増やすために大切にしていること
好きな場所を増やすって、
「拠点の数を増やす」ことじゃないです。
本当に大事なのは、
自分にとって大切なものを、ちゃんと汲み取ること。
僕自身も、最初から多拠点を目指していたわけじゃありません。
高島市と京都市、この二つに自然と惹かれたから、
今のスタイルになりました。
そんなふうに拠点を選ぶとき、僕が意識しているのはこの3つです。
無理に拠点を増やそうとしない
無理して拠点を増やすと疲れます。
荷物も、人間関係も、管理も、全部増えるから。
大事なのは、
「この場所が、自分にとって本当に意味があるか」です。
フィット感を大事にする
私が一番大事にしている考え方です。
「ここ、心が落ち着くな」
「また帰ってきたいな」
そんな感覚を大事にしています。
逆に、「なんか違う」と思うなら、無理しなくていい。
自分の感覚を信じること。
これが、一番の道しるべになると思います。
すぐに決めなくていい、試しながら選べばいい
拠点探しに正解はないです。
気になる場所があれば、
短期滞在してみる。
何度か通ってみる。
その中で、
「ここ、やっぱり好きだな」
と感じられたら、拠点にしてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
焦らなくていいし、
変わってもいい。
大事なのは、自分にとって本当にあう環境を見つけること。
拠点を増やすことは、自分を自由にすること
二拠点生活を始めたのは、
ただ拠点を増やしたかったからじゃないです。
子供のころから持っていた、
「好きな場所に住みたい」という想いを実現するため。
広い田んぼと空に癒される滋賀の田舎。
文化とにぎわいを感じる京都の街。
どちらも、
その時々の自分にフィットする場所として、自然に選べる。
その自由が、
僕にとっての豊かさになっています。
もし今、
「もっと自分らしく生きたい」と感じているなら、
小さな一歩を踏み出してみてもいいかもしれません。
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